日程2001年4月27日(金) - 2001年6月10日(日)
2001年6月11日:会場は、「文化財それは人類の宝です。」「巨匠たちはみな模写の名手だった。」 「修復の世界」「研究の世界」「未来へ」と題する5つのテーマに分けられ、 模写や修復によって日本絵画の伝統がどのように継承されてきたのか、 今後どのように展開されていくのかが、実例をふまえつつ紹介されました。
写真は、ある特定の図像がどのように継承されていくかを見るコーナーです。 仏画の例や、円山応挙(1733-95)の写生帖の図様が、 川端玉章(1842-1913)にまで伝えられたのを見ることができます。 会期中前半には、俵屋宗達筆の原本と、 それを写した尾形光琳(1658-1716)筆の「槇楓図」屏風が隣り合わせて展示されました。
講演後、聴講者の質問に応じ、 修理の手順を示した写真パネルの説明をされる遠藤三右衛門氏。
2001年6月07日:遠藤三右衛門氏 ギャラリー・トーク梅雨のうっとうしい天気にもかかわらず、前回以上に大勢の方が三階の展示室に集まりました。 今回も熱心にメモを取る姿がみられました
2001年5月31日展示室内に装こう台をしつらえ、表装用布地や用具を並べて修復工房が再現されています。 そこでギャラリートークは行われました。
講師の示す写真パネルなどを見ながら、 多くの来館者が文化財修理のお話に耳を傾けました。
宇佐美氏による丁寧な解説は好評で、 予定の1時間を過ぎても観覧者からの熱心な質問が相次ぎました。
天候・災害等の状況により、臨時に休館、開館時間の変更を行う場合があります。ハローダイヤル【050-5541-8600】でご確認ください。
© 東京藝術大学大学美術館 THE UNIVERSITY ART MUSEUM, all rights reserved