よみがえる日本画 - 伝統と継承・1000年の知恵 - 記録
2001年6月11日:
会場は、「文化財それは人類の宝です。」「巨匠たちはみな模写の名手だった。」
「修復の世界」「研究の世界」「未来へ」と題する5つのテーマに分けられ、
模写や修復によって日本絵画の伝統がどのように継承されてきたのか、
今後どのように展開されていくのかが、実例をふまえつつ紹介されました。
写真は、ある特定の図像がどのように継承されていくかを見るコーナーです。
仏画の例や、円山応挙(1733-95)の写生帖の図様が、
川端玉章(1842-1913)にまで伝えられたのを見ることができます。
会期中前半には、俵屋宗達筆の原本と、
それを写した尾形光琳(1658-1716)筆の「槇楓図」屏風が隣り合わせて展示されました。
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