「靴屋の親爺」とその周辺
6月25日(火)-8月4日(日)
明治17年(1884年)から洋画研究のためドイツに留学した原田直次郎は、
森鴎外と交流を持ち、小説『うたかたの記』の主人公のモデルとなったことでも有名です。
滞独中に描かれた「靴屋の親爺」は、その写実の手堅さと性格描写の冴えにより、
日本近代の肖像画の傑作となっています。このたび新たに重要文化財に指定されたことを記念して、
芸大が所蔵するその他の原田作品や、
同時代にヨーロッパで学んだ原撫松の「ヴァイオリンを弾く男」「裸婦」などを公開します。