展覧会・催し物下記の展覧会情報は変更される場合があります。 最新情報は直接問い合わせください。

自画像の証言
会期: 2007年8月4日(土)-9月17日(月)
月曜休館(ただし、8月25日(土)は休館、8月27日(月)と9月17日(月)は開館)
午前10時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館

 東京藝術大学大学美術館所蔵の自画像作品は、明治31年7月卒業の北連蔵、白滝幾之助から始まり、明治期においては190点、東京美術学校時代(昭和26年度まで)は1000点を超え、一時期途絶えたものの、現在も卒業制作として自画像収集は引き続いており、その総数は5000点近くになります。
 一世紀以上前から現在までの自画像とその画学生の語りかけてくる「真の現実の世界」は、われわれに「歴史」を感じさせてくれます。明治、大正、昭和、平成と時代は移り変わり、それぞれの時代の社会や文化の歴史と、二十歳前後にまで成長した個人の歴史とが、交差する地点で生み出されているものが、「自画像」作品といえるかもしれません。
 その時代の歴史を背負いながら生み出された自画像作品が一枚一枚積み重なると、その総体は日本列島そのものの歴史的世界の一つが形成されてくる、いわば、日本の近代化、国際化の歴史の証言ともいえそうです。
 約160点の自画像をお楽しみください。

主催: 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復油画研究室
東京藝術大学大学院美術研究科油画技法材料研究室
日本放送協会
株式会社NHKプロモーション
協力: 平成19年度文化庁芸術団体人材育成支援事業
協賛: 東京芸術大学創立120周年記念事業
観覧料: 無料
<問い合わせ>
東京藝術大学保存修復油画研究室:050-5525-2278
油画技法研究室:050-5525-2160
◆講演会、シンポジウム
日時:2007年9月1日(土) 15:00〜17:00
講演会:「自画像の証言」
講師:木下長宏(評論家、元横浜国立大学教授)

シンポジウム:シンポジウム「自画像の証言」
パネリスト:宇土美子、河邑厚徳、木島隆康、木下長宏、佐藤一郎、新関公子(50音順敬称略)


【東京藝術大学創立120周年記念事業ホームページ】

ご挨拶 | 事業概要 {7つの柱} | プログラムスケジュール
募金のお願い | 記念事業お知らせ一覧

grey line