日程2010年4月6日(火) - 2010年6月6日(日)
会期: | 2010年4月6日(火)―6月6日(日) 月曜休館 * 但し、5月3日[月・祝]は開館 午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで) |
会場: | 東京藝術大学大学美術館 |
観覧料: | 一般500(400)円 学生300(200)円(中学生以下は無料) * ( )は20名以上の団体料金 * 障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 |
主催: | 台東区・東京藝術大学・(財)台東区芸術文化財団 台東区ホームページ |
後援: | 産経新聞社 |
助成: | 藝大フレンズ賛助金助成事業 |
この展覧会は、台東区と東京藝術大学のそれぞれのコレクションを まとめた2部構成となっています。 〈Part1.朝倉文夫〉は、保存修復工事のため休館中である朝倉彫塑 館が所蔵する朝倉文夫作品の中から、選りすぐりの名品を展示しま す。日本が西洋化を推し進める明治時代―西洋彫刻の基礎のなか った時代に、日本の近代彫塑は朝倉文夫(1883~1964)の才能と技 術によって飛躍的な進歩を遂げました。本展では、修業時代から最 晩年までの朝倉の仕事の全貌を通観できる構成とし、日本近代彫 塑の基礎を作った朝倉文夫の魅力をわかりやすく解説します。また、 朝倉はとりわけ好んで猫の作品を制作しましたが、朝倉彫塑館所蔵 の全ての猫(32体)が一堂に揃うこともまたとない機会です。自然か ら学んだ自由な写実表現に貫かれた朝倉文夫の世界を、ぜひご堪 能ください。 朝倉も学び、のちに教鞭をとった東京美術学校、現東京藝術大学の 〈Part. 2 芸大コレクション〉では、主に動物をモチーフにした名品を 一堂に展示します。明治20年の東京美術学校開校当時から上野動 物園が隣接しており、古くから、学生だけでなく教員もまた、動物園 の動物たちに慣れ親しみ、動物をモチーフとした作品を数多く創作し てきました。動物が作品のメイン・テーマを担う場合もあれば、大きな テーマの中では気づきにくいほど小さく描かれながらも、その作品の 重要な要素を担う場合もあります。芸大コレクションの収蔵品より、 美術資料として蒐集した古代の動物作品から、動物園でスケッチし た学生の卒業制作まで、幅広く紹介します。 この展覧会は、それぞれのコレクションをまとめた2部構成になっていますが、両方をご覧いただくことにより、芸術家の出発点ともいえる―自然から学ぶ取り組み―をいろいろな角度から感じることができるでしょう。この"コレクション展"で自然から学ぶ芸術家の眼や姿勢をお楽しみください。 |
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【主な出品作品】 ◆Part1 朝倉文夫◆ ポートレート 朝倉文夫 朝倉文夫《墓守》(重要文化財)1910 年 石膏原型 高180.8cm 朝倉文夫《柳楢悦像》 1930 年 ブロンズ 高41.5cm 朝倉文夫《裸婦-1》 大正中期 油彩・キャンバス 縦60.0cm×横46.0cm 朝倉文夫《よく獲たり》 1946 年 ブロンズ 高52.5cm 朝倉文夫《吊された猫》 1909 年 ブロンズ 高51.0cm * すべて朝倉彫塑館所蔵(出展作品数:78点) ◆Part2 芸大コレクション◆ 《絵因果経》(国宝) 8 世紀後半 紙本彩色 26.5×1100.5cm *会期中、巻き替えあり 高橋由一《鮭》(重要文化財) 1877 年頃 紙・油彩 140.0×46.5cm 藤田嗣治《猫》 制作年不詳 ドライポイント・アクアチント・2 版2 色刷 28.5×35.5cm *後期(5/11~6/6)のみ展示 横山大観《村童観猿翁》 1893 年 絹本着色 110.5×180.5 *前期(4/6~5/9)のみ展示 橋本平八《猫》 1924 年 ブロンズ 高33.2cm 朝倉文夫《吊された猫》 1909 年 ブロンズ 高51.2cm * すべて東京藝術大学所蔵(出展作品数:約100点) |
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【関連企画】: | ◆ 学芸員によるギャラリートーク(Part1のみ)◆ 4月17日(土)・5月15日(土) 14:00~ 3階展示室 * 観覧料が必要となります |
【展示替え】: | 会期中、一部展示替えあり(Part2のみ) 第1期:4月6日(火)~5月9日(日) 第2期:5月11日(火)~6月6日(日) |
Part1 出品リスト(PDF, 211KB) | |
Part2(第1期) 出品リスト(PDF, 135KB) | |
Part2(第2期) 出品リスト(PDF, 343KB) | |
問い合わせ: | ハローダイヤル:03-5777-8600 |
天候・災害等の状況により、臨時に休館、開館時間の変更を行う場合があります。
ハローダイヤル【050-5541-8600】でご確認ください。
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