退任記念展 中島千波 人物図鑑 |
会期: |
2012年11月15日(木)‐ 12月2日(日)
月曜休館
午前10時 ‐ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
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会場: |
東京藝術大学大学美術館 展示室3, 4 |
観覧料: |
無料
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主催: |
東京藝術大学美術学部
東京藝術大学大学美術館 |
協力: |
おぶせミュージアム・中島千波館 |
中島千波は、1945年疎開先の長野県小布施町で生まれる。
東京藝大在学中の1965年から1971年の間、安保闘争やベトナム戦争に於ける社会情勢の影響から、精神的思想を多感に受けたことによる絵画表現を色々と学ぶようになる。その当時、欧米からの先進的アートシーンに感化されつつ日本画を超えた様々な創作活動を模索した。
特に、ダダイズム、シュールリアリズム、アブストラクトなどを融合し、特にルネ・マグリットの影響を多く受けたことにより”窓シリーズ”が生まれた。1969年第4回神奈川県展での受賞作品「窓外」が、作家・中島千波のエポックとなった。これをきっかけに”窓シリーズ”が単純化され展開していくこととなる。結界となる窓枠は、単に内と外だけの意味ではなく、精神世界と物質世界をより深く考察しようと言う試みなのである。
1979年第5回山種美術館賞展で「衆生・視」が優秀賞を受賞する。それと同時に日本美術院展に於いても受賞を重ねるが、1984年には、東西若手日本画家による『横の会』展を結成し、”院展”では表現しきれない大作を10年に亘り発表することになる。
1994年東京藝術大学デザイン科に助教授として就任し、描画系研究室の修了生達を育成する傍ら、1996年有志4人で新たに『目』展を立ち上げ、変わらずに研究発表を精力的にし続けている。
現在に於いては、人間存在の意味と、基となる精神の流れをいかにして一貫した美意識のもとで、絵画表現するかに関わっている。
社会性を基とした初期のシリーズから「衆生」「形態」「眠」「空」「identity」といったテーマは形而上的な問題意識として、これからも挑戦は続く。
2013年3月をもって東京藝術大学を退任するこの機会に、「中島千波の人物図鑑」と題する”退任展”を開催いたします。是非ご覧下さい。
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問い合わせ: |
ハローダイヤル 03-5777-8600 |