| 元倉眞琴退任記念「都市への愛・キャンパスへの愛」展 | 
	      
         | 会期: | 2013年11月14日(木)- 11月26日(火) 会期中無休
 午前10時 - 午後7時(入館は午後6時45分まで)
 ※ただし、関連イベント開催日はイベント終了時刻まで開館
 
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         | 会場: | 東京藝術大学大学美術館 陳列館 | 
	
         | 観覧料: | 無料 | 
	
         | 主催: | 東京藝術大学美術学部 東京藝術大学大学美術館
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         | 企画: | 元倉眞琴 森純平 古暮和歌子 
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         | 協力: | 広島市現代美術館 東京藝術大学施設課
 
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    この展覧会は私の個展ではなく2つのテーマの展覧会を私が企画する形をとったものです。一つ目のテーマは、私が藝大生であった時の都市への興味と40年後の学生たちの都市への興味を示したものです。二つ目のテーマは私が建築科の教員として関わった「藝大上野キャンパスマスタープラン」を示したものです。その2つのテーマは緩く繋がっています。
 都市への愛
 1965年に入学し、建築を学ぶ中で、特に「住まいと都市」に興味を覚えました。
1969年の卒業制作「LIVING DISTRICT」は私の住んでいた下町のサーヴェイから組み立てたプロジェクトです。その後「コンペイトウ」グループで行った「アメ横」のサーヴェイ、修士制作として提出した「装飾概念の復活と都市は巨大な着せ替え人形だ」、そして「都市住宅」誌の「アーバン・ファサード」と続いていきました。藝大時代の「都市」への興味は、その後の私を決定づけたものでした。
2008年藝大で教えるようになり、台東区や墨田区との恊働プロジェクトであるUTMやGTSに関わる機会がありました。私が育った下町で学生たちとまちやそこに住む人と直接関わる経験をしました。そんな活動を含めて、多くの学生たちが都市に興味をもっていることに気がつきました。街を歩き、記録し、記述し、身体を通して何とか理解しようとする多くの試みが行われていました。
40年程の時間を超えて、学生だった私と今の学生が同じ眼差しをもっていたことは驚きでした。「都市への愛」のテーマはそんな驚きを表したものです。
 
 キャンパスへの愛
 教員として幸運なことに3年間「東京藝術大学上野キャンパスマスタープラン」の作成に関わることができました。
決して広くない敷地に多くの建築がやや窮屈に建っているのがこのキャンパスの現状ですが、何か曖昧でゆったりとしていながら創造性を育む空気があります。多くの人たちとともに、この魅力を生かした将来の藝大を考えることはとてもエキサイティングなことでした。
展示は「マスタープラン」の成果の一端を示したものです。藝大の学生や教職員、さらに藝大や上野公園に関心を持っている多くの人たちにキャンパスを理解していただき、ここから新たな藝大のヴィジョンが議論されることを期待するものです。
 
 「都市への愛・キャンパスへの愛」この2つのテーマは私と藝大との関わりを示しているとともに、身体を通して環境を理解する方法を示したものなのです。
 
 
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         | 出品作家: | 元倉眞琴  奥山明日香  栄家志保  川上華恵  コンペイトウ  佐々木慧  下司歩  津布久遊 
橋本圭央  宮原大輔 町田恵 山内晃弘 和田郁子 東京藝術大学キャンパスグランドデザインプロジェクト 
 
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	【関連イベント】 ※会場は展覧会と同会場:東京藝術大学大学美術館陳列館■11月16日(土)午後6時−午後7時30分
 第1回トークセッション「君は“コンペイトウ“を知っているか 植田實  松山巖  井出建
 ■11月22日(金)午後6時−午後7時30分
 第2回トークセッション「大学キャンハスはどこへいくのか」 北山恒  安田幸一  古暮和歌子
 ■11月23日(土)午後6時−午後7時30分
 第3回トークセッション「みんな都市から学んだ」 塚本由晴  真壁智治  中村政人
 ■11月26日(火)午後6時30分−午後8時
 第4回トークセッション「藝大はどこへ向かうのか」 宮田亮平  木幡和枝  佐藤一郎  多田羅迪夫
 
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         | 問い合わせ: | ハローダイヤル:03-5777-8600 |