日程2021年10月18日(月) - 2021年11月7日(日)
2021年10月18日(月) - 11月7日(日)
午後10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
会期中無休
※ 本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により、変更及び入場制限等を実施する可能性がございます。
東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階
無料
東京藝術大学 デザイン科 第4研究室 Visual Communication Lab、Which Mirror Do You Want to Lick?日本展実行委員会
花王株式会社、株式会社サイバーエージェント、富士フイルム株式会社(50音順)
公益財団法人野村財団
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社、テンプル大学ジャパン日本グラフィックデザイン史クラス
デザインが生み出すのは「虚構」か「真実」か。
答えなき問いに対しリサーチと対話を通じて解釈を可視化するプロジェクト、東京藝術大学陳列館にて展覧会を開催。
ネットを通じて氾濫する情報の正誤の定義が揺らぐ今日、デザインが生み出すのは「虚構」か「真実」か。デザインされたイメージや物体が立ち上げるオルタナティブ・リアリティをテーマに、2016年のブルノ・ビエンナーレ(チェコ)を皮切りに欧米諸国を巡回してきたプロジェクト「Which Mirror Do You Want to Lick?(どの鏡を舐めたい?、略称WMDYWTL?)」の日本版が2021年秋、東京藝術大学を舞台に開催される。 実現しなかったデザイン案や実在しないアーティストの作品などをテーマに集めたこの展示は、近年のビジネスやテクノロジー指向の議論からは見えてこない、デザインの意味づけや、そこから生まれる問いかけを浮かび上がらせる。開催される場所や時期にあわせて内容を発展させてきた同展だが、今回は日本および「教育」というコンテクストに挑戦。感染症の影響を受け半年間に渡るオンラインワークショップを通じて東京藝術大学の学生たちがキュレーターたちとともに同展のこれまでの展示内容を日本に「翻訳」する。また、テンプル大学ジャパン日本グラフィックデザイン史クラスも特別冊子で展示参加。キュレーションをつとめるのは、クリティカルなデザインの最前線で活動するデザイナー集団アバケ、ユニークな書体デザイン知られるラディム・ペスコ、グラフィックアートのキュレーターとして活躍するソフィ・デデレン。また、日本巡回展のゲストキュレーターには東京藝術大学デザイン科教授の松下計、『アイデア』前編集長の室賀清徳、グラフィックデザイナーの鈴木哲生を迎える。全42 作品を対話とワークショップを通じて「翻訳」するプロセスのなかで、展覧会はさまざまな変化を遂げていった。本展は思想そして文化としての「デザイン」に向き合う重要な機会となるはずだ。
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