日程2025年3月20日(木) - 2025年4月6日(日)
2025年3月20日(木・祝) - 4月6日(日)
午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
月曜日・火曜日・水曜日
東京藝術大学大学美術館 陳列館 1階
無料
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科
一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
有限会社GAT、みさと公園 みさと吉川パートナーズ
展覧会「Parallel Circuit」は、2024年11月に開催した広告トラックを用いた周遊展示「Permission to Drive」 (以下、PtD)から発展しました。PtDでは「都市空間の規制や境界線と共存すること」をテーマに、リアルタイムの都市空間や社会制度とじかに向き合い、展示の姿を形作っていくことを試みました。本展では、PtDのアーティストに加えて、山縣瑠衣、肥後亮祐、Vikram Divechaを迎えます。
本展は、PtDで得られた発見をきっかけに、新たな参与者や作品とともに思考と経験を拡張していく動的な試みです。並列回路を指す「Parallel Circuit」とは、都市が個別の視点から創造的に読み替えられて生まれる時空間や無数の図-地の関係を示唆しています。本来の都市空間には、歴史や文化、経済、規制、個人の記憶など、多様な要素が織り込まれています。しかし、張り巡らされた社会システムによって、そこは自らの意思で振る舞いを決められる舞台から、「機能に基づいた空間」に変えられてしまいました。その中で、あえて「機能に基づく空間で機能に基づかないことを試す」ことは、オルタナティヴな時空間をつくりだす方法の一つではないでしょうか?
本展で紹介する芸術実践は、たった一つの現実空間から、今とは異なる複数的な都市や社会生活を、そして私たちの身体や経験を想像させてくれるでしょう。
① トーク:「地図と都市空間のズレを読む ----Googleマップとアートの想像力をめぐって」
地図と都市空間のあいだにはズレが存在しています。また読み手が物語を生み出せる性質を持つ「マップ」は,アート制作とも深く結びつきます。とくに私たちも日々利用するGoogleMapはデータベースやアーカイブとしての側面も持ち,今日まで多くのアーティストがそのメディア性に着目して多様なアート実践に活用してきました。出展作品やプロジェクトを通して、地図と都市のアクチュアリティついて考えます。
日時:2025年3月29日 (土) 14:00-15:30
会場:東京藝術大学上野キャンパス 国際交流棟3F コミュニティサロン (会場から徒歩3分)
登壇者:松岡慧祐(奈良教育大学 教授)、今村有策(東京藝術大学 教授)
② トーク:「路上における規制と態度」
2024年11月のプロジェクト「Permission to Drive」でLEDトラック担当者としてご参加いただいた八木澤氏(有限会社GAT)、ストリートにおける表現を追求し、今回の参加アーティストであるSIDE CORE松下氏、開催場所である藝大部屋のメンバーであり、自身もフリークライマーとして都市風景への介入を試みる菊地良太氏の3名を迎え、路上における規制と態度について考えます。
日時:2025年4月6日 (日) 14:00-15:30
会場:藝大部屋(東京都台東区上野桜木2-14-3 )
登壇者:八木澤清貴(有限会社GAT)、松下徹(SIDE CORE)、菊地良太(藝大部屋)
③ パフォーマンス:ラストダンス
日時:2025年4月6日 (日) 16:30-17:00
会場:東京藝術大学 大学美術館 陳列館(16:30集合)
出演者:トモトシ
※いずれのイベントも入場無料・予約不要ですので会場に直接お越しください。
なおイベントの内容やスケジュールは変更になる場合もございますので、最新情報はGAのWebサイトやSNSをご確認ください。
https://parallelcircuit2025.com/
ハローダイヤル:050-5541-8600
天候・災害等の状況により、臨時に休館、開館時間の変更を行う場合があります。
ハローダイヤル【050-5541-8600】でご確認ください。
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