昨日8月30日、「油画を読む ─高橋 由一から黒田 清輝の時代へ─」展の第4回目ギャラリートークが、 文化財保存学保存修復油画研究室助手の米倉乙世と博士課程に在籍する籾井基充によって行なわれました。
毎回、解説書やパネルを用いながら、明治期日本の油画における西洋絵画からの様々な影響などを説明するとともに、 実際に会場を回りながら、技法や材料の分析から画家の深層まで個々の作品に関する詳しい解説が行なわれます。
歌田教官による作品調査に基づく専門的な解説や、 そのもとで修復を学ぶ博士課程の学生達の解説を、 重ねて足を運んで聴講する熱心な来館者も沢山いらっしゃいます。
8月16日:パネルを用いて日本人と西洋人のものの見方を解説する歌田教授
8月23日:黒田清輝「婦人像(厨房」の説明をする博士課程の作間
8月30日:解説書を用いて説明をする博士課程の籾井(左)と米倉助手(右)
現在、8月9、16、23日のギャラリートークレポートをご覧いただけます。
8月30日のレポートは近日中にご覧いただけるようになりますので、 もうしばらくおまちください。
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