開催概要 展覧会について
主な出展作品 "締め出された愛" アンナ・リー・メリット "ヴェヌス・ヴェルティコルディア" ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ "プシュケの水浴" フレデリック・レイトン "イカロス哀悼" ハーバート・ドレイパー "クピドとプシュケ" アニー・スウィナトン "読書する少女" テオドール・ルーセル "八月の青" ヘンリー・スコット・テューク "ナポリの風景" ヴィルヘルム・フォン・グレーデン
出展作品リスト
世界巡回展 "Exposed: The Victorian Nude" Tate Britain, London01.11.01.‐02.01.27. "Prüderie und Leidenschaft" Haus der Kunst, München, 02.03.01.‐06.02. "Exposed: The Victorian Nude" The Brooklyn Museum of Art, NY02.09.06.‐03.01.05. "ヴィクトリアン・ヌード"展 神戸市立博物館03.02.08.‐05.05.
<ヴィクトリアン・ルネサンスから印象派まで> イタリア・ルネサンスの技法に倣ってイギリスの説話や文学を描いたヴィクトリア朝初期の作品から、 印象主義の影響を受けた20世紀初頭の近代的なヌード表現まで、約100点を展示します。 ラファエル前派のミレイ、ロセッティから、ロイヤル・アカデミーの頂点に立ったレイトン、 そして切裂きジャック真犯人説のあるシッカートまで網羅します。
<神々の世界から人間の苦悩まで> ヴィーナスなど古典古代の神々を描いた典雅な裸体像は、 ヌードの芸術性を高めました。 一方ヴィクトリア朝後期になると、誘惑と破滅、信仰と弾圧、 奴隷売買といった大胆なテーマで裸体を扱う画家も増えてきたのです。 19世紀末の画壇を騒然とさせた迫力のある作品が勢揃いします。
<写真、映画、密かな鑑賞> 写真術の発達は、表舞台に立たないヌード表現も生み出しました。 ルイス・キャロルが撮った少女の写真や、 ディレッタントが好んだ男性ヌード写真、またミュートスコープと呼ばれた初期の映画も紹介します。 同時に、芸術写真として評価の高いレイランダーの代表作≪人生の二つの道≫も展示します。 絵画が写真の手本となったり、逆に写真が絵画制作を刺激したりといった、相互の影響関係も見所です。