東京美術学校教授竹内久一 (1857-1916)は、
シカゴ・コロンブス世界博覧会(明治26年開催)という場で日本の伝統的木彫芸術を世界に見せるために、
諸芸の祈願を納める天女である伎芸天立像を制作し、出品しました。その後、東京美術学校が購入し、
明治の木彫の代表的な作品として今日に伝わります。
彩色の剥離が激しかったために長い間展示できませんでしたが、このたびはその修復が完了した記念として本展覧会を開催いたします。
「神武天皇立像」や同じシカゴ・コロンブス博出品の「執金剛神立像」などの久一の他の作品と、
同時期に東京美術学校の彫刻科教授であった石川光明(1852-1913)の代表作品である「古代鷹狩」(1900年パリ万博出品)
や「浮彫観音菩薩像」(シカゴ・コロンブス世界博覧会出品)をはじめとする作品を展示いたします。
開催期間
2002年8月13 日(火) - 9月16日(月・祝)、月曜日休館、但し9月16日(月・祝)開館
開館時間
10:00 - 17:00(入館は16:30まで)
入場料
一般300円(250円)、学生100円(50円)
( )内は20名以上の団体 中学生以下無料
お問合わせ
NTTハローダイヤル 03-5777-8600
http://www.geidai.ac.jp/museum
駐車場はございませんので、お車での来館はご遠慮ください。