日程2025年10月7日(火) - 2025年11月3日(月・祝)
2025年10月7日(火) - 11月3日(月・祝)
午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
月曜日、10月14日(火)
※ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)は開館
東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1
一般(当日)500円 大学生(当日)250円*高校生以下及び18歳未満は無料 *障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(入館の際に障がい者手帳などをご提示ください)
東京藝術大学
藝大フレンズ賛助金
東京藝術大学は、その前身である東京美術学校の開校前から135年以上にわたり、学生の学びに役立つものを古今東西を問わず収集するという方針のもと、作品や資料の収集を進めてきました。そのなかには、歴代の教員や学生の作品、教材なども数多く含まれており、現在では約3万件を超える充実したコレクションとなっています。
「藝大コレクション展2025」では、先人の作品に向き合い、描き写すことで深まる"学び"のかたちに光をあてます。コレクションを代表する優品とともに、模写やスケッチなど、これまで紹介される機会の少なかった作品や資料を新たな視点で紹介し、作家たちがどのように名作に学び、自らの表現を模索してきたか、その歩みにも迫ります。
《絵因果経》や《小野雪見御幸絵巻》、尾形光琳《槙楓図屏風》などの古画の名品をはじめ、橋本雅邦《白雲紅樹》、令和5年度に修復を終えた高橋由一《花魁》などの近代美術の代表作を展示します。また、彫刻家・平櫛田中(1872−1979)が学生教育のために蒐集した「平櫛田中コレクション」など、退任する教員が今後の教育・研究への貢献を願って寄贈した作品も紹介します。
《絵因果経》(国宝)、《小野雪見御幸絵巻》(重要文化財)、《菩薩立像》(重要文化財)、尾形光琳《槙楓図屏風》(重要文化財)、橋本雅邦《白雲紅樹》(重要文化財)、高橋由一《花魁》(重要文化財)、柴田是真《千種之間天井綴織下図》、平櫛田中《鏡獅子》、平櫛田中《鏡獅子試作》
本学では、退任する教員の記念展を大学美術館などで開催する伝統があり、教員が自作を寄贈することもあります。これらの作品は、教育と創作の場としての本学の意義を示す貴重な資料です。今回は、令和元年度から令和5年度(2019-2023)に退任した教員の寄贈作品を収蔵後初めて展示します。
手塚雄二《夢模様》、北郷悟《床屋の森》、坂田哲也《わたしの肖像》、上原利丸《振袖 松竹梅・廻》、保科豊巳《雨の記憶》
東京美術学校で「日本文様史」を教えた小場恒吉(1878-1958)は、国内外の考古資料や古美術品の膨大な実地調査と緻密な模写を行い、文様史学の礎を築きました。令和5年度に新たに収蔵された小場の講義用資料集から、小場が構想した文様変遷の展開を読み解きます。
小場恒吉《小場恒吉「日本文様史」図版資料》、小場恒吉《彩色手箱》、《広東錦》(重要文化財)、《金錯狩猟文銅筒》(重要文化財)、小場恒吉《金錯狩猟文銅筒文様展開図》
先人の作品を「うつす」という行為は、古今東西の芸術家たちが自己研鑽のために行ってきた学習方法の一つです。こうした「まなぶ」ための模倣の成果は、豊富な図像を後世へ伝承していくことに繋がり、それらは創造の源泉として昇華されました。本特集では、狩野派ならびに住吉派の模本・粉本、西欧古典絵画の模写をはじめとする教育資料に焦点をあてつつ、名画に学んだ画家たちの取り組みを紹介します。
狩野常信《鳳凰図屛風》、狩野常信《狩野家縮図》、《麻布一本松狩野家資料》、《住吉家粉本》、和田英作《受胎告知》、本多錦吉郎《占い》、中丸精十郎《弓手》、大河原典子《薬師寺蔵国宝「吉祥天画像」現状模写(麻布)》、福田美蘭《秋-悲母観音》
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