■油画を「読む」とは?■ 8月16日ギャラリートーク・トピックス 歌田眞介教授 日本人と西洋人のものの見方には違いがあります。 X線写真を見ると、西洋の絵画が明暗を鉛白で描き分けて立体感を出すのに対し、 日本人は、平面的な形の捉え方をするために、輪郭に沿って鉛白を使っています。 また、西洋の伝統的な物の見方による油画技法が明治初期の画家たちによって忠実に学ばれたこと、 明治後期、黒田清輝らが、新しい色彩の使用により明暗を表現する方法を伝え、 技法的には正当な継承が行われなかったことが分かります。 ・油画を読むとは? ・ギャラリートーク 8月9日(木) ・ギャラリートーク 8月16日(木) ・ギャラリートーク 8月23日(木) ・ギャラリートーク 8月30日(木) ・ギャラリートーク 9月6日(木) ・ギャラリートーク 9月13日(木) ・ギャラリートーク 9月20日(木) |
左:松岡寿「少女」(X線画像) 右:チャールズ・ワーグマン「五姓田芳柳像」(X線画像) |
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